いせゆみこ的日々。食いしん坊日記。
土曜日。
買い付け会場の見本市で再び母と姉に会い、
一緒にごはんを食べて夕方、一件仕事で表参道へ。
若手のタレントの子たちのバイタリティに刺激を受ける。

帰り道、表参道は年齢層がぐんと上がって、観光客わんさか。
ヒルズか。
そんなにして来たい場所なのだろうか。
私にはその魅力が今ひとつわからない。

伊藤病院の裏手にあるアペティートと、もうひとつ
名前がわからないけど駅チカにある好きなパン屋さんで、
チーズベーグル、クロワッサンなどを購入。
二件とも美味しくて、ここにしかないお店だから、
表参道に来る度、立ち寄るのを楽しみにしているお店。

こういう楽しみがあるのが、この街の魅力じゃないかって思う。
表参道は、ここにしかないものがある街なのだ。
ひとつひとつが大きくなくたっていいじゃない。
吉祥寺も、そういう要素がけっこうある街だと個人的に思う。


日曜日。
まさよさんと、新宿でお買い物。
ミロード、ルミネ、BEEMS、ジャーナルなど、
見て、着て、みてきてみて。
一日歩いて、結局買ったのは無印のスパッツだったけど、
とても楽しかった。

新宿には「オリジナル」がない。
でも、何を取っても、「どこかにある」ものがとにかく何でも
揃っているから、その懐のデカさ!みたいのが新宿らしくて、
らしさがあるから、私はこの街が好き。

他の街については、最近どこも同じに感じるんだよなぁ。

何かが出来る度、大きくなればなるだけ、合理的な店が増えて、
何でもあって、便利で、結局何でもない街になってしまう。

実家に帰って、田舎の方も最近、その傾向が強い様に思った。
私の実家の周辺は、最近個人店がどんどん潰れていて、跡に
建てられるのは、ローソン、ホワイト急便、ドラックストア。
水色、ピンク、赤。
この三色の看板が、100m間隔で、交互に現れる。
そんなに出来てどうするのかなぁ。
なんて漠然と思ってたけど、結局近場で潰し合って、
今は鮮やかな看板が、悲しく光っているように見える。

車で山道を1時間走ったら、大きなイオン。
合理的で、便利で、なんでもあって、均等な距離感で
日本中どこにでもある。

日本中が急速に、同じ色に染まっているんじゃないだろか。
安くて便利なことはとてもよいこと。
だけどこの先どうなるんだろう。
地方様々に発色する色が、味が、街の個性が、同じ色に
塗り潰されていって、いつか、旅なんて意味なくなる日が
やってくるかもしれないなぁ。
そんなの悲しい。

どこかの街の路面店が潰れて、チェーン店になるたび、
そうやってなんだかさみしい気持ちになるこの頃。

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