いせゆみこ的日々。食いしん坊日記。
映画「ぐるりのこと」

超、超、号泣しました。
こんな風にまっすぐに人の心に入ってくるなんて、
どれだけのエネルギーが渦巻く作品だろって。
素晴らしかった!

痛みを知る人こその、身を削る様な輝き。
それには誰も真似出来ない味わいがあります。

だからこそ、
やっぱ無駄なことなんてきっとないんだって、
そう信じてみようと思わせてくれる映画。
過去が愛おしいと感じさせてくれる映画。

それはきっとみんなが持ってる葛藤で、
ほんとは誰もが主人公に成り得る訳で、
その多くを語らない描き方とリアルさが衝撃的で、
だから立ち直ってゆく姿に、素直に共感して、
まっすぐに前向きな気持ちにさせてくれる。
そんな、いやもうとにかく素晴らしい映画でした。

見終わった後、渋谷の街がキラキラして見えて、
それがさっきとはまるで別の、見違える様な景色で、
ものの見え方って自分次第なんだなって、つくづく。

梅雨のさなか、同じ様になんだか梅雨模様だった
自分の心にも、星が見えちゃう様な夜。

もうね、ピーコさんばりに言わせて頂きますよ。
「これを観ないなんてバカ!」

Comments

    • しきむら's comment
    • 2008年06月25日 21:44
    • わー!!!
      いせいせ観たか!!やっぱしー!!??
      シキも観たんよ!!映画館2年半ぶりよ!!
      夫婦共々観たくて、んじゃお先にってこの前の日曜に、夫に新玉お願いして、
      一人・・しかも立ち見で!!!
      で、んもう嗚咽号泣を押し殺すのに必死やった。
      ほんっまに良かったよなぁ。
      なんか、地道にゆっくり生きてていいねんで。って言ってもらった気がした。
      それで間違ってないよ、それこそ大事なんんやでーって。
      いせの言う通り、素直に前向きなれたし、そのあとの銀座の空気が
      なんかスッキリ綺麗に胸に入ってきてまた泣いた。
      過去が浄化されて天に昇ってった、とはっきり感じた。
      コメント長くてごめん。
      ほんと、日本映画はまだ死んでいませんでした!!
    • いせ's comment
    • 2008年06月26日 01:48
    • >しきむら
      二年半ぶりの映画かぁ!!
      がこれだなんて、それはさぞ胸に響いたことだろう!
      そして特にも自分に重なり共感することも多かったろう(涙)
      間違いなく、間違っていないと思うよ。
      それは以前、私も会って感じたこと。
      橋口監督、天才と思うけど、自分の鬱の実体験を
      元にこの作品を作り上げていてさ、鬱の時、
      「神様が勉強しろって言ってるんだなって思った」
      ってインタビューに答えていたの、すごいよね。
      本当の表現者だと思う。
      主演の二人も含めて。うん。

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